Illustrious warrior

元Aqoursのオタク。ほぼ身内しか見ないんで好き勝手書くだけのクソブログです。

この辺でサンシャイン2期の終わり方を考えてみる。

元々頭の中にはあったものを、この辺でアウトプットしてみる。異論は認めますw

 

先日、2期の7話が放送された。おそらく2期も折り返しとなるこの話数で、浦の星の廃校は十中八九確定させられた。十中八九、と言ったのは、最終話でラブライブ優勝して廃校撤回!とかいうクソみたいな結末が来る可能性を現状では否定できないからである。

さて、今回は主に7話などの感想を交えつつ、ラブライブ!サンシャイン!!の目指すべきゴールについて考察してみる。

 

 

千歌を無印主人公・穂乃果と比べてみて

比較するのも不適切かもしれないが…ラブライブ!という冠が共通している以上、比較されるのは免れないだろう。ってことでここではさせていただきます。ご了承ください。

 

以前から、無印との差別化を図る重要なファクターとして、リーダーの千歌が「普通」であることが挙げられる、と考えている。

(後追いなので無印はアニメを一通り映画まで見た程度なんで、間違ってたら申し訳ないですが)μ'sのセンター、穂乃果は抜群のカリスマ性を持ち、メンバーを率いてラブライブの頂点へ狂い咲いた。対照的に、千歌は、メンバーがその功績を高く評価しているにもかかわらず、「何もしてない、『普通怪獣ちかっちー』」であると本人は言う。

つまり、「天才」の穂乃果と「平凡」な千歌、という単純な対立構造が存在している、と私は考えている(し、割と一般的な視点な気もする)。

平凡だからこそ、天才に憧れてその姿を追いかけたのだ。でも、ただ追いかけるだけではダメなんだ、と知る。そこまでが1期。

しかし、いざ廃校という事態が目の前に迫ると、無意識のうちに「μ'sのように」ラブライブで上に進むことで、廃校を阻止しようとしてしまった。そして千歌(たち)にはそれは成し遂げることは出来なかった。0票という現実を突きつけられたが、まだやれることがたくさんあった1期の時とは違い、今回はもう手詰まり。「普通怪獣」には運命を変えることが出来なかった。それが千歌の能力不足によるものではないのはこちらから見たら明らかなのだが、天才にはなれない自分を責めて自棄を起こしてしまったのだった…

 

メンバーの前で涙を流したのは千歌だけだったが、他のメンバーも悔しさ、悲しみは同程度に感じている。深夜に入学申し込みが来てたりするなど普通じゃ考えられないおかしなところも多々あったが、「空も心も晴れるから」の全員バージョンをBGMにしつつ各メンバーの感情をセリフ無しで描写していたのは良かったと思う。

りごべるとは梨子推しだが、今回は特に他のメンバーが見えないところで最大限努力してきた理事長の鞠莉、

f:id:rigoberto628:20171124013653p:plainこの押し殺したような表情での涙はこちらももらい泣きしそうになった。ダイヤちゃんもろともオレが抱きしめてあげたい

 

あれ、タイトルと内容の結論がずれてるかも…文章力のNASA✋を露呈してしまったが、もう書き直すのめんどくさいから許してくーださいw

 

報われなかった努力と自尊心

3話まで観たあたりで、何だかんだ「努力すれば報われるよ!」という、子供も安心して観られるような王道サクセスストーリーで来るのかな、と予想していたので、早々に「努力が報われない」展開が来てしまったのは意外だった。アニメ内ではあくまで理想化された綺麗な世界を追うのかな、と。

 

 

 

 冒頭でも述べたように、ラブライブ優勝を決めて廃校撤回ルートも一応可能性はある。ただ、こちらがどうこう言ったところで何が変わるわけでもないが、個人的には反対だ。ここまでのストーリーで、彼女たちがしてきた努力が報われなかった、じゃあラブライブ優勝して歴史に学校名を残そう!というのが今後の流れなのに、もし優勝で撤回できるなら、最初から廃校にすんな!!!って思ってしまう。というかその時点で変えられるくらいなら、まだ期限を先延ばしにできただろう?自分が彼女たちの立場ならそう考える。

尤も、それこそが1話で提示された「奇跡」なのかもしれないが、それでは途中の筋書きがあまりにも意味を為さなくなってしまいお粗末かなぁ…と思う。

話はさらに逸れるが、僕のフォロワーで、廃校確定にめちゃくちゃショック受けてる人が二人ほどいて、言い方は悪いが、そこまで真剣に感情移入できるなんてすごいなぁ、と思ってしまったw彼らが感じていたその気持ちこそ、Aqoursの9人が抱えている気持ちなのだろう、なんて…

 

そろそろ話を戻そう。これを読んでくれている人の年齢がどれくらいなのか想像がつかないが(何なら結構長文になってきてるしこのブログ拡散力に欠けてるし読まれるかも分からないが)、どんなに若くとも中高生以上ではあるだろう。偏見かもしれないが、この手のブログを読むなら成人済みの方が大半なのではないか。

当方りごべるとは拳で抵抗できる21歳なのだが、この歳になるとさすがに「努力は必ず報われる!」なんて信じちゃいられない。寧ろ報われないことの方が多いことを知っている。もっと言えば、「無駄な努力なんてない」という詭弁、反吐が出るほど嫌いだwww

最後のは思わず主観が漏れてしまったが、まぁ何が言いたいかというと、大人になってまでその幻想を信じ込んでいる人は限られている。もし信じているのなら、とてつもなく純粋な心の持ち主か、或いはただのバカだ。

 

しかしここでは敢えて現実を突きつけてきた。努力の成否ではなく、目標に向かってみんなで努力することそのものの美しさと儚さを提示したいのだろうか。王道から外すという選択肢を取ったことには、深い意図がある気がしてならない。

 

キモオタなので唐突な自分語りをさせてもらうと、僕も自分に自信が持てないタイプだ。いや、自信が持てないどころか、他人が引くレベルの自己嫌悪だ。実際僕の場合、能力的にも普通怪獣どころじゃなくて無能怪獣りごっぴーなんですがwまぁそんなことは置いといて、と。

いつまでたっても自分に自信の持てない千歌。終いには挫折によってさらに自信を無くしてしまった。そんな彼女に、自分の異常なほどの自尊心の無さを少し重ね合わせた。メンバーはみんな、彼女を高く評価している。今度こそ目標を達成することで、自尊心を手に入れることが出来るのだろうか。或いは、達成できなかった目標をどのように受け入れていくのか。彼女自身が、自分を認めてあげることが出来るのだろうか。

完全に個人的な視点でしかないが、いつまで経っても自己嫌悪が消えない僕にとって何かヒントとなるようなものを、その辺りの描写から見出せたらいいなぁ、なんて思っている。

 

 書き始めたの月曜とかだったのに、違うことしたりして過ごしてたら気付いたらもう明日土曜で最新話じゃん。ホント書くの遅いんだよなぁwwwいくら自己満ブログとはいえその点は反省したい。

 

 

8話はおそらくネタ回なんで、安心して○○かわいい!とか言いまくったり萌え死んだりすることになるが、おそらく15話まで、Aqoursが描く「見たことない夢の軌道」。そしてこのアニメがどんな幕切れを迎えるのか。ただの萌えアニメでは終わらない結末を、しかと見届けさせていただきたい。